2017/11/21開催「研究公正の推進に関する講演会」について

2017年11月21日、東京工業大学キャンパスイノベーションセンターにてAPRIN主催の「研究公正の推進に関する講演会」が開催されました。講演者として研究公正の推進活動にお詳しいゾイ・ハマット氏をお迎えし、米国をはじめ、世界各国における研究公正推進の取り組みについて最新の情報をお話しいただいた後、意見交換会では参加者の皆様との質疑応答を含め、研究公正の推進方法などについて具体的なご助言をいただきました。

本講演会につきましては、研究公正ポータルにもレポート記事が掲載されております。

科学技術振興機構 研究公正ポータル
米国の研究公正の現状と”ARC of Integrity” ~ゾイ・ハマット氏講演会報告レポート~

https://www.jst.go.jp/kousei_p/posts/20180330zoehammatt2017.html

「2017年度公正研究推進連絡会議」における文部科学省出張説明

文部科学省より1月23日付けで通達のありました「研究活動における不正行為への対応等に関するガイドラインに基づく取組の徹底について」(事務連絡)について、2017年度公正研究推進連絡会議において、文部科学省科学技術・学術政策局人材政策課研究公正推進室のご担当者様に説明いただくことが決定いたしました。
詳細の確認・事前参加登録は以下のリンクよりお願いいたします。
https://www.aprin.or.jp/seminar/seminar_detail/aprinkaigi2017

【12/10】AMED支援「国際誌プロジェクト」が主催した「統計ブートキャンプ@東京」に連携機関として参加しました。

市川専務理事が信州大学医学部特任教授としてbootcamp_tokyo_s研究開発代表者を務めるAMED支援国際誌プロジェクト(AMED研究公正高度化モデル開発支援事業「医系国際誌が規範とする研究の信頼性にかかる倫理教育プログラム」)は、平成29年12月10日、東京大学医科学研究所1号館講堂において「統計ブートキャンプ@東京」を開催し、APRINは本事業の連携機関として参加しました。
このブートキャンプは、年2回、大阪と東京で開催し、科学的に妥当かつ再現性のある研究を行うことのできる医療者の育成を目的とした統計ワークショップです。参加者自身のパソコンで実例をもとにしたデータ解析を実践しながら、国際水準で認められるエビデンス構築に必須となる統計解析の基本を身に着けます。
事前登録による申込は開始36時間で90名の枠が埋まり、当日は75名の医療関係者、大学教員、学生が参加しました。去る10月1日の大阪開催後に行ったアンケートでは大変多くの方から好評を頂いた一方、参加者間の知識の隔たりの大きさから「講義の進行が速すぎる」、「基礎部分は不要」など両極端に分かれたご意見を頂いたため、今回の東京開催ではあらかじめスケジュールを公開し必要な講義のみに参加できるようにする一方、時間を拡張し、より丁寧な講義に努めました。その結果、満足度は大阪開催時を上回るものとなりましたが、講義内容の難しさや多様さから、時間配分、参加者に応じた難易度の調整については更なる検討が求められました。アンケート解析結果は「統計ブートキャンプ東京 アンケート結果 20171212」をご覧ください。

「統計ブートキャンプ東京 アンケート結果 20171212」 pdficon

参加者の感想(抜粋)
■普段臨床をやっていて、統計に触れる機会が少ない医師でもわかりやすい内容から説明してくださり、ためになりました。
■統計に興味のある研修医などのビギナーに推薦できるかといわれると、消化不良になりそうでどうかなという感じだった。一方で、ある程度基本的な統計解析のできる自分としては、後半の話をもう少しゆっくり聞いて、自分でできるところまで落としてもらえると嬉しかった。
■質の高い講義を一番前の席の真ん中で(しかも無料で)聴講させていただきまして大変有意義でした。
■講義内容はそのままで、時間配分をもう少し長くしてほしい。
■ベーシックとアドバンスコースや観察研究編とRCT編のような目的別があっても良いと思いました。
当事業では来年度もブートキャンプの開催を予定しています。当サイトに開催案内を掲載いたします。ぜひご参加ください。

大阪開催の報告は以下をご覧ください。
https://www.aprin.or.jp/activity/1095.html

【10/1】AMED支援「国際誌プロジェクト」が主催した「統計ブートキャンプ@大阪」および「第1回運営委員会」に連携機関として参加しました。

市川理事が信州大学医学部特任教授として研究開発代表者を務めるAMED研究公正高度化モデル開発支援事業「医系国際誌が規範とする研究の信頼性にかかる倫理教育プログラム」(AMED支援「国際誌プロジェクト」)は、平成29年10月1日、大阪市立大学にて「統計ブートキャンプ@大阪」および「平成29年度第1回運営委員会」を開催しました。
APRINは、AMED支援「国際誌プロジェクト」で作成されたeラーニング教材のウェブ化と配信、利用者窓口対応などの利用啓発活動、事業終了後の教材管理を行うことなどから本事業の連携機関となっており、今回はその活動の一環として参加しました。
統計ブートキャンプ@大阪では、全国の大学・医療機関より100名の研究者等が参加し、ご自身のパソコンでデータ解析を実践しながら、国際⽔準で認められるエビデンス構築に必須となる統計解析の基本を学びました。参加者からは、「このような講習会が開催されることを鶴首していた」「EZRを操作することが出来るようにしていただき、大変ためになった。理論だけでなく作業を伴うハンズオンセミナーであるのがとても良かった」などの感想が寄せられ、大盛況のうちに終了しました。
平成29年度第1回運営委員会では、これまでの事業活動の報告や予算執行状況の報告が行われました。APRINからは、平成29年9月15日現在のeラーニングプログラム利用状況を報告し、283機関(医学部を持つ大学は70機関)、46万人が受講登録している実績は、教材配信の全国展開を行うための媒体として高く評価されました。
次回のブートキャンプは東京大学において12月頃の開催を予定しています。当サイトにも開催案内を掲載いたしますので、ぜひご参加ください。