2025年度全国公正研究推進会議

本ページの更新履歴
  2026年 1月20日「現地参加の方へご案内」にアクセスマップを掲載しました。
  2026年 1月16日 後援機関を随時更新しております。
  2025年12月24日 各セッションのプログラム内容は随時更新しておりますので定期的にご確認ください。
  2025年12月19日 ポスター発表の公募受付期間を1月15日まで延長いたします。
  2025年12月16日 参加登録の受付を開始しました。
  2025年12月12日「2025年度の新企画」にCRIAネットワークミーティングの詳細(PDF)を掲載しました。
  2025年11月21日「2025年度の新企画」を追加しました。参加登録の開始は12月16日を予定しています。
  2025年11月19日 ポスター発表募集要項の「応募方法」欄を変更し、査読審査を行う旨を追記しました。
  2025年10月20日 プログラムを更新しました。ポスター発表の受付を開始し、ポスターを公開しました。
  2025年 8月4日 特設ページを公開しました。適宜情報を更新いたします。

開催概要

全体テーマ:激動する国際情勢をにらんで―公正研究の在り方

テーマのねらい:
 APRINの設立趣意書(2016年2月15日)は、「科学が質の高い研究を通じて人類の福祉と幸福に貢献していく上で極めて重要なのが、専門家である研究者の自信と自律、研究の自由である・・・倫理的素養を研究者が獲得する上で必要なのが、研究者自らが企画する公正な研究に関する国際的議論を通じた学びである」と宣言しました。今日の世界では、新技術の急速な導入や経済安全保障確保への対応など、常人の想定を超えた激動が次々と起こり、不確実性が否応なく増しています。こうした時代だからこそ設立理念に立脚し横のつながりを強めるべきです。
 そこで今回は、激動と不確実性のひとつの震源地である米国からの現場報告を受け、参加者が問題意識を深耕しこれからの公正研究の在り方を考える場としたいと思います。特に、人文学・社会科学がひとつの軸となり医生命科学や理工学などと連携して推進する公正研究の姿を共に考えます。


日 時:2026年 2月 6日(金)10:00~20:00
場 所:東京大学(本郷キャンパス)伊藤国際学術研究センター 地下2階~3階
    東大構内案内図:https://www.ipaj.org/workshop/2015/pdf/UTokyo_campus_map.pdf
    本会議の会場案内図:https://www.aprin.or.jp/wp/wp-content/uploads/2026/01/map.pdf
形 式:現地対面(当日のライブ配信なし、後日オンデマンド配信あり)
対 象:国内の研究者、研究公正指導者・担当者、事務担当者、政府関係者、企業の技術開発担当者、学生等
    (研究倫理・研究公正にご興味のある方は、職名や業務内容に関わらずどなたでもご参加頂けます)
参加費:無料(情報交換会二部の懇親会のみ会費制)
定 員:なし(全セッションで定員は設けておりませんが、各会場の収容人数に限りがございますの
    で、セッションによっては、参加登録期間の途中であっても受付を終了させていただく場合が
    ございます。予めご了承ください)
言 語:日本語(海外招聘者の講演時は同時通訳あり)
主 催:一般財団法人公正研究推進協会(APRIN)
後 援:本ページ下方参照

10月21日版ポスターです。PDFはこちらからダウンロードしてください。
ポスター記載の事務系分科会は、第一回認定研究公正アドバイザー(CRIA)ネットワークミーティング
の第3部となります。

参加登録

「2025年度全国公正研究推進会議」参加登録フォームはこちら(クリックしてください)

参加登録の受付期間
   ・参加登録の受付期間は 2025年12月16日(火)~1月29日(木)午前10時までです。
   ・現地参加の方、現地参加はせずオンデマンド配信視聴のみ利用される方、いずれも上記の参加
    登録フォームよりご登録をお願いいたします。
   ・サテライト・イベント(研究者対象)については、別途確認事項がございますので、参加を
    ご希望いただいた方宛に、後日、メールでご連絡いたします。
    →(1月22日追記)追加の確認事項はなくなりましたので当日ご予定通りにご来場ください。
   ・情報交換会(二部)へ参加される場合は、参加費三千円を頂戴いたします。お支払い方法は事
    前払い(Paypal)と当日払いの2種類です。お支払いに関する詳細は、参加をご希望いただいた
    方宛に、後日、メールでご案内いたします。
   ・やむを得ず参加登録をせずに会場へお越しいただく場合は、伊藤謝恩ホール前設置の全体受付
    にて、名刺を一枚頂戴いたします。
    (受付付近の混雑を防ぐため、できるだけ事前登録をお済ませくださいますよう、ご協力をお願
     いいたします。)

現地参加の定員および参加登録のキャンセルについて
    ・全セッションで定員は設けておりませんが、各会場の収容人数に限りがございますので、セ
     ッションによっては、参加登録期間の途中であっても受付を終了させていただく場合がござ
     います。予めご了承ください。
    ・現地参加でご登録後、会場に来られなくなった場合は、お手数ですが、速やかにAPRIN事務
     局へお知らせくださいますようお願いいたします。
     (グループ討議を予定しているセッションでのグループ分けの見直しや、情報交換会の企画調
     整等が必要になりますので、ご協力をお願いいたします。)

オンデマンド配信について
   ・オンデマンド配信は、2月20日(金)開始予定です。全てのセッションがオンデマンドの配信
    対象となります(ポスターセッション、記者発表、情報交換会は除く)。
    ただし、登壇者が配信を許可しない場合はその部分はカットいたします。
   ・オンデマンド配信視聴のご案内は、配信準備完了後、ご登録いただいた方にお送りいたしま
    す。現地参加はせずオンデマンド配信視聴のみ利用される方も、上記の参加登録フォームより
    ご登録をお願いいたします。
   ・参加登録は1月29日(木)午前10時で一旦締め切りますが、会議終了後、オンデマンド配信視
    聴のための登録の受付を再開いたします。

登録時のエラーについて
    登録時に、まれに「リロードして再度回答してください。」「Reload and retry」というエラーが
    発生することがあります。これはボット判定されたことにより発生するエラーです(サイトの
    セキュリティ対策のため設定しています)。このエラーが発生した場合は、別のブラウザや端
    末、IPアドレスより再度お申込みをお試しください。解決しない場合はお手数ですがAPRIN事務
    局までご連絡ください。

現地参加の方へご案内

当日はどうぞお気をつけてお越しください。
・ご到着後は、伊藤国際学術研究センター地下2階の伊藤謝恩ホール前にて受付をお願いいたします。
・受付にてネックホルダーをお渡しいたしますので、名刺を入れてご利用ください。
皆様のご参加をお待ちしております。

会場へのアクセス:
    伊藤国際学術研究センターへのアクセス及びセンター内の会場案内は以下をご覧ください。
    本会議の会場案内図:https://www.aprin.or.jp/wp/wp-content/uploads/2026/01/map.pdf

    構内の飲食ができる場所等のご案内は、東大構内案内図をご覧ください。
    東大構内案内図:https://www.ipaj.org/workshop/2015/pdf/UTokyo_campus_map.pdf

写真撮影・動画収録について:
    記録およびオンデマンド配信のため写真撮影・動画収録を行います。予めご了承ください。
    また、一般参加者の撮影は東京大学により禁止されています。取材のご希望がありましたら、
    事前にAPRIN事務局へお知らせください。

会場内での飲食について:
    伊藤国際学術研究センター内は飲食禁止ですが、水かお茶のペットボトルを水分補給程度に
    持ち込むことは可能です。また地下2階の多目的スペースは、APRINが提供したもの(ポスター
    セッション参加者用の軽食や情報交換会の食事)のみ飲食可能です。

無線LAN利用について:
    東京大学ウェブサイトに記載の3種類のサービスのうち、3種類目の「UTokyo-Guest」は
    どなた様でもご自身でご登録頂くことによりご利用いただけますのでご参照ください。
    上記ウェブサイトより「UTokyo-Guest」利用マニュアルを転載いたします。
  

プログラム

時間セッション内容
10:00-20:00

地下2階 ホワイエ
第一回研究部会 ポスターセッション(掲示)
※口頭発表は12:00からホワイエで行い、情報交換会にて表彰いたします。
受付開始9:30
10:00-12:00
(120分)
※並行開催   
  
地下2階 伊藤謝恩ホール
■第一回認定研究公正アドバイザー(CRIA)ネットワークミーティング
第1部(10:00-10:30) 認定研究公正アドバイザー(CRIA)発足式典
各方面の来賓から今後の APRIN 及び CRIA の皆さんへの期待の言葉を頂きます。

・APRIN挨拶 永井 良三(APRIN理事長、自治医科大学 学長)
・来賓挨拶 錦 泰司(内閣府 科学技術・イノベーション推進事務局 参事官)
・来賓挨拶 須藤 正幸(文部科学省 科学技術・学術政策局 研究公正推進室長)
・CRIA代表挨拶 佐々木 葉(新潟大学 研究企画推進部研究推進課 副課長)
・CRIA説明「認定研究公正アドバイザー(CRIA)制度の現状と課題について」
   福嶋 義光(APRIN 理事、APRIN認定研究公正アドバイザー制度委員会委員長、
         信州大学医学部 特任教授)
 
第2部(10:40-12:00) グループ討議(CRIAの課題について)
CRIA の皆さんに試験結果通知時に依頼するアンケート調査の結果を基に今後実施すべき活動内容、更新制度等について討議していただき、その結果を報告していただきます。

※CRIA資格取得の有無や職種に関わらず、どなた様もご参加いただけます。
※プログラム詳細はこちらの資料をご覧ください。
※第3部は15:45から伊藤謝恩ホールで行います。
受付開始 9:30
10:40-12:00(80分) 
※並行開催










         

 
地下1階 ギャラリー1
※上段のCRIAネットワークミーティングと参加対象者が一部重なるため、本セッションはCRIAネットワークミーティングの冒頭のプログラムが終了した後、10:40頃に開始する予定です。本セッション開始前(9:30~10:40頃)に受付に来られた方はCRIAネットワークミーティングへご案内いたします。

■サテライト・イベント(研究者対象)
「グローバル研究協働の課題と展望-国際共同研究の実際」
Challenges and Prospects of Global Research Collaboration: The Realities of International Partnership
 グローバル化の進展に伴い、国際共同研究はあらゆる分野で不可欠な取り組みとなっている。しかし近年、国際情勢の変化は研究活動にも影響を及ぼし、研究者が想定外の制約や緊張の中で判断を迫られる場面が増えている。国際共同研究は本来、知の共有と相互理解を目的とするものであり、その基盤には「自由で開かれた協働」がある。その前提が揺らぎつつある今、研究者はいかに原則を守りながら、相互の信頼に基づく協働を維持できるのかが問われている。本サテライト・イベントでは、国際共同研究の現場で直面する実践的課題や倫理的ジレンマ、信頼・責任・リスクの狭間で研究者が直面する現実を共有し、討議する。学術の公共性と自律性をいかに確保し、相互信頼に基づく協働のかたちを再構築できるか、参加者とともに考える機会としたい。
As globalization advances, international collaborative research has become an indispensable endeavor across all fields. However, recent shifts in global dynamics are increasingly impacting research activities, forcing researchers to make difficult decisions amidst unexpected constraints and tensions. At its core, international collaboration aims for the sharing of knowledge and mutual understanding, built upon the foundation of “free and open collaboration.” Now that this very premise is being challenged, researchers are being asked how they can uphold these fundamental principles while maintaining cooperation rooted in mutual trust. This satellite event will share and discuss the practical challenges and ethical dilemmas faced on the ground, as well as the realities researchers encounter at the intersection of trust, responsibility, and risk. We hope to provide an opportunity for participants to consider how to ensure the public nature and autonomy of academia, and how to reconstruct forms of collaboration based on mutual trust.
※日本語での講演ですがスライドは英語です。英語での質疑応答も可能です。
※The presentation will be delivered in Japanese; however, the slides will be in English. Questions and discussion in English are welcome.

10:40-10:45 開会挨拶
 座長 片上 幸美(APRIN客員研究員、信州大学医学部 公正研究推進講座 助教(特定雇用))
10:45-11:10 講演1「論文等のオーサーシップについて」
 徳舛 富由樹(群馬大学大学院 保健学研究科 生体情報検査科学 教授)
11:10-11:35 講演2「途上国における倫理審査-これまでの経験から」
 岩下 華子(東京女子医科大学 公衆衛生学分野 グローバルヘルス部門 助教)
11:35-12:00 パネルディスカッション、質疑応答
12:00-13:00(60分)





昼休憩
・伊藤国際学術研究センター内は飲食禁止のため建物外へお出かけください
・昼休憩中に以下のセッションがあります

12:00-12:30 
地下2階 ホワイエ 第一回研究部会 ポスターセッション(口頭発表)

12:00-12:30 
3階 特別会議室 記者発表(報道関係者対象)
プレスリリースはこちら
受付開始13:00

13:30-13:35(5分)      
13:35-13:40(5分)
13:40-13:45(5分)
地下2階 伊藤謝恩ホール(ホワイエにて受付)
■2025年度全国公正研究推進会議 全体会
・開会挨拶 浅島 誠(APRIN会長、帝京大学 先端総合研究機構 機構長/特任教授)
・来賓挨拶 須藤 正幸(文部科学省 科学技術・学術政策局 研究公正推進室長)
・後援機関のご紹介
13:45-14:15(30分)














基調講演(海外招聘)「Government Oversight of Research Misconduct in the US
(研究不正問題に対するアメリカ政府の監督体制)」
 Susan Garfinkel, Ph.D.(元ORI(Office of Research Integrity)ディレクター)

               

This presentation will focus on the government oversight of research misconduct matters in the United States in comparison to the Japanese system. It will discuss the US government structure and the federal offices that handle allegations of research misconduct, depending on the funding source; the processes for US institutions and the US Office of Research Integrity (ORI), which handles all allegations related to research funded by the National Institutes of Health (NIH); and the management of other research compliance concerns that are based on federal regulations and handled through specific institutional policies and guidelines. 

 本講演では、研究不正問題に対するアメリカ政府の監督体制を日本の制度と比較しながら考察する。米国政府の構造と、研究資金の出どころに応じて研究不正行為の申し立てを処理する連邦機関について説明する。例えば、国立衛生研究所(NIH)が資金提供する研究に関する全ての申し立てを扱う米国機関と米国研究公正局(ORI)における手続きについての解説や、連邦の規制に基づいたり、機関独自のポリシーやガイドラインを通じて対処されるその他の研究コンプライアンス問題についての解説を行う。
14:15-14:45(30分)
基調講演(国内)「「総合知」の時代における研究公正」
 中村 征樹(APRIN理事、APRIN人文学・社会科学系分科会分科会長、大阪大学 全学教育推進機構 教授)

              
 
 複雑化する社会課題への対応、そして新たな価値の創出にあたって、専門領域を超えて多様な知を結集する「総合知」が重要であることが、科学技術・イノベーション政策をはじめさまざまな場面で主張されている。「総合知」の時代において、研究公正はどうあるべきか。本講演ではそのような問いに対して、①研究分野を超えた協働、②国境を越えた協働、③アカデミアの枠を超えた協働という3つの観点から検討する。研究分野を横断する共同研究で生じる研究公正上の課題に、どのように対応していくことが望ましいのか。国境を越えた協働、とりわけ先進国と新興国・途上国のあいだの協働において、対応すべき研究公正上の課題とはなにか。市民が科学研究の一翼を担うシチズンサイエンスをはじめ、研究活動が狭義のアカデミアの枠を超えて展開していくことは、研究公正にどのような問いを突き付けているのか。本講演では、国際的な動向も踏まえながら、「総合知」の時代における研究公正について考えたい。
14:45-15:15(30分)

基調講演(国内)「AI for Science(AI4S)時代の研究公正とは」
 横山 広美(APRIN人文学・社会科学系分科会 委員、東京大学 国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構 教授)

              
 
 生成AI以後、文理関わらず研究活動にもかつてない勢いでAIが導入されつつある。データの解析を中心に使われていたディープラーニングまでの時代と異なり、研究アイデアの創出、膨大な過去のデータから新しい適切な対応を探し出す能力、分析能力、論文執筆能力までAIが使われるようになった。AIを使った研究の引用は使わなかった研究と比較して多く伸びている。政府もAI4Sの導入を急いでおり、すでにAIを使わないという選択肢はないように見える。そして人間の研究者の役割は、これらの結果を監修し責任をとる、という状況になりつつある。AIで論文を書くばかりでなく、AIで評価されることを前提に、日本論文に高評価せよと指示を入れた論文が話題となった。当然、研究公正の在り方にも影響をあたる。本講演では、AI4S時代に研究公正はどう変わり、どう対応すべきなのか、新しく迎えるAI4S時代の研究公正について共に考える。
15:15-15:45(30分)分科会会場へ移動
15:45-17:15(90分)   ※並行開催       地下1階 ギャラリー1
■医生命科学系分科会「多様な研究不正とその始末」
 「研究不正」は公的資金を使って行われた場合にのみ、公的機関によって公表されるから、これは「研究費使用不正」とも言える。一方、「研究不正」は論文発表内容において認知されるものであるから、「研究論文不正」と言うこともできる。
 研究者による不正行為は、研究論文不正ばかりではない。
研究者は他の研究者の研究論文査読や研究費申請書審査、あるいは政策提言といった場で公正に貢献する責務を担うが、そうした場での違反は「研究者不正」とも言うべきものだ。これは「研究費使用不正」および「研究論文不正」をも包括する。
 今回は多様な「研究不正」を多様な実例を以て話題提供する一方、不正の際の論文撤回に至る、著者・研究機関・学術誌というステークホルダーの多様な取り扱い方について実例を以て紹介する。

15:45-15:50 開会挨拶 
 座長 市川 家國(APRIN専務理事、APRIN医生命科学系分科会分科会長、信州大学医学部 招待教授)
15:50-16:20 講演1「論文撤回・修正に至る課題」
 桑島 巖(NPO法人臨床研究適性評価教育機構(J-CLEAR)理事長)
16:20-16:50 講演2「特定不正行為以外の研究不正行為、日本ではどう扱う?」
 Robert Geller(東京大学名誉教授)
16:50-17:15 総合討論
15:45-17:15(90分)   ※並行開催地下1階 ギャラリー2
理工学系分科会「技術安全保障に求められる研究開発ガバナンス」
 近年、AI・量子・先端材料・バイオなどの先端分野をめぐる国際競争が激しさを増す中で、研究成果や知的財産の扱いは国家・産業・社会にとって極めて重要なテーマとなっています。とりわけ、オープンな学術活動と技術安全保障の要請をいかに調和させ、研究者・技術者はどのような体制と倫理観を持って研究開発を進めていくべきかが問われています。
理工学系分科会では「技術安全保障に求められる研究開発ガバナンス」をテーマに、まず「技術安全保障に求められる技術流出防止」について、大学・企業・研究機関に求められる最新の管理体制、国際共同研究や人材交流に内在する課題、知財・輸出管理・情報保全の実務的アプローチを解説して頂きます。続いて「機微技術の研究者に求められる研究倫理」を取り上げ、研究の自由を尊重しながらも安全保障上のリスクを見極めて研究するためのガバナンスとリスクを避けるための問題提起などについて解説して頂きます。これらの講演の後、参加者と登壇者によるの総合討論を行います。

15:45-15:50 開会挨拶 
 座長 長井 寿(APRIN理工学系分科会委員、国立研究開発法人物質・材料研究機構 名誉研究員)
15:50-16:20 講演1「技術安全保障に求められる技術流出防止」
 藤谷 昌敏(金沢工業大学 産学連携室 明倫館教授)
16:20-16:50 講演2「海外の事例から学ぶ機微技術問題」
 掛谷 英紀(APRIN理工学系分科会委員、筑波大学 システム情報系 准教授)
16:50-17:15 総合討論
15:45-17:15(90分)   ※並行開催3階 中教室
人文学・社会科学系分科会「自己盗用を考える」
 近年、特定不正行為以外の不正行為として、二重投稿や不適切なオーサーシップに並んで、自己盗用が問題となることが増えている。自己盗用は、「盗用」という用語は入っているものの、他者の研究成果を不適切に利用するものではないという点で、特定不正行為の「盗用」とは大きく異なるものであり、近年、両者の混同を避けるため、「テキスト・リサイクリング」という用語を利用すべきという議論もでている。APRIN企画運営委員会は、それらの動向を踏まえ、2025年10月17日付で「「自己盗用」についての統一見解」を公表している。本分科会では、自己盗用をめぐる近年の動向を踏まえ、自己盗用についてどのように考え、いかに取り組んでいくべきかについて、話題提供を踏まえて意見交換を行う。

15:45-15:50 開会挨拶 
座長 中村 征樹(大阪大学 全学教育推進機構 教授、APRIN人文学・社会科学系分科会分科会長)
15:50-16:05 話題提供1「自己盗用の何が問題なのか」
野内 玲(広島大学 高等教育研究開発センター 准教授、APRIN人文学・社会科学系分科会委員)
16:05-16:20 話題提供2「盗用と自己盗用はなぜ悪いのか」
原 塑(東北大学 大学院文学研究科 文化科学専攻哲学講座 准教授、APRIN人文学・社会科学系分科会委員)
※話題提供2は事前収録の動画を視聴いただきます。原先生は総合討論からオンラインで参加予定です。
16:20-16:35 話題提供3「国内研究者へのアンケート調査から見る自己盗用」
東島 仁(千葉大学 大学院国際学術研究院 准教授)
16:35-17:15 総合討論
15:45-17:15(90分)   ※並行開催3階 特別会議室
中等教育系分科会「中高校生が安全に「探究」に取り組むためには」
 2022年度から高等学校で「総合的な探究の時間」が必修化され、科学部・生物部等に所属する生徒だけではなく、ほとんどの生徒が研究を行う状況になってきた。生徒は日常生活における疑問からテーマを見つけることが多いが、現代社会の日常生活には様々な危険性が潜んでおり、研究を行う際には知らず知らずのうちに危険な領域に踏み込んでしまうことも多い。
 本分科会では『中高校生が安全に「探究」に取り組むためには』をテーマとして、国内の中学校・高等学校における「探究」の授業に対する先進的な取り組みについて聴講する。また、研究テーマの探索から研究の実施方法、研究成果の発表までを非常に限られた授業時間の中で行うための現実的な方法や工夫について出席者の間で議論する。

座長 西條 芳文(APRIN中等教育系分科会分科会長、東北大学 医工学研究科 医工学専攻 教授) 
   進藤 明彦(APRIN中等教育系分科会委員、鳥取大学 教育支援・国際交流推進機構 入学センター 准教授)
15:45-16:05 講演1「興味関心を基盤とした探究と課題の設定を支援するカリキュラム」
 松浦 和輝 (横浜国立大学教育学部附属横浜中学校 教諭)
16:05-16:25 講演2「東京都立富士高等学校における研究倫理教育の実践と課題」
 鳥谷部 光(東京都立富士高等学校・附属中学校 教務情報部主任/探究・SSH部主幹教諭) 
16:25-16:45 講演3「中高生による動物を用いた探究活動の課題と現場からの示唆 
          ~山脇学園での実践的取り組み事例~」
 水津 明穂(山脇学園中学校・高等学校 サイエンス教育部 常勤講師)
16:45-17:15 総合討論
15:45-17:15(90分)   ※並行開催   地下2階 伊藤謝恩ホール
■第一回認定研究公正アドバイザー(CRIA)ネットワークミーティング
第3部(15:45~17:15) 研究倫理教育の実践例と諸課題におけるグループ討議
 事前に公募した各機関が実施している研究倫理教育現場における実践実例(含む課題・不正使用等)を発表していただきます。その後、研究倫理教育をはじめとする様々な課題について各グループに分かれて討議します。(国公私大、短大、高専・独立行政法人(FA)等・研究機関等・企業・APRIN 関係者(教員・事務)の 10 人程度で構成予定)

座長 戸谷秀一(APRIN事務局 コーディネーター)
副座長 岩下・山本(APRIN事務局)

15:45~15:46 開会挨拶(戸谷)
15:47~16:02 各機関の実践実例に関する話題提供
話題提供 1 「信州大学大学院、及び大手製造業におけるsmall group discussion」
       福嶋 義光(信州大学 医学部 特任教授 )
話題提供 2 「長崎大学の研究倫理教育について」
       早川 慶(長崎大学 研究国際部 部長/研究開発推進機構 副機構長)
話題提供 3 「新潟大学における研究倫理教育の取り組みと課題」
       野崎 彩(新潟大学 研究企画推進部 研究推進課 研究総括・研究安全管理係 
            特任専門職員)
16:03~16:05 グループ討議についての説明(戸谷)
16:05~16:55 グループ討議
16:55~17:15 グループ発表・閉会

※ポスター記載の事務系分科会はこちらです。
※CRIA資格取得の有無や職種に関わらず、どなた様もご参加いただけます。
※プログラム詳細はこちらの資料をご覧ください。
※第1~2部は10:00から伊藤謝恩ホールで行います。
17:15-17:30(15分)情報交換会の会場へ移動




17:30-18:05(35分)




18:05-20:00(115分)





地下2階 多目的スペース
※今年度の情報交換会ではご所属機関や立場・職業の異なる方とのコミュニケーションを促進するため一時的にテーブル指定を行いますので、ご協力をお願いいたします。

■情報交換会[一部(無料)]意見交換会(分科会等の報告含む)
17:30-17:33 一部開始の挨拶(井野瀬 久美恵(APRIN理事))
17:33-18:00 4分科会及び第1回CRIAネットワークミーティングの実施報告
18:00-18:05 一部終了の挨拶(永井 良三(APRIN理事長))

■情報交換会[二部(会費制)]懇親会
18:05-18:20 第一回研究部会・ポスターセッション 表彰
        最優秀賞の発表
        優秀賞の発表
        賞状及び副賞授与(浅島 誠(APRIN会長))
        総評(浅島 誠(APRIN会長))
18:20-19:55 フリータイム
19:55-20:00 閉会の言葉(長井 寿(APRIN理事))

2025年度の新企画

■ 第一回認定研究公正アドバイザー(CRIA)ネットワークミーティングの開催
 2025年度よりAPRINは認定研究公正アドバイザー(CRIA)制度を発足し資格認定を開始いたしました。今年度の推進会議では、第一回となる「認定研究公正アドバイザー(CRIA)ネットワークミーティング」を開催いたします。本ミーティングはCRIA資格取得の有無や職種に関わらず、どなた様もご参加いただけます。参加される方は参加登録フォームよりご登録をお願いいたします。

 ・詳細はこちらの資料をご覧ください(以下プログラム表にも同じPDFリンクを掲載しています)。
 ・ポスター記載の事務系分科会は、本ミーティングの第3部となります。

 ・【公募】研究倫理教育の実践実例(含む課題・不正使用等)の話題提供について
  第一回CRIAネットワークミーティング(第3部)の中で、各機関が実施している研究倫理教育の
  実践実例(含む課題・不正使用等)の話題提供をしてくださる方を募集します。
  希望者は、上記の詳細資料(PDF)をご確認の上、2026 年 1 月 5 日(月)までに
  APRIN 事務局までご連絡をお願いいたします。 

■ ポスターセッション(公募) 受付終了しました
 詳細は以下の「第一回研究部会 ポスター発表を募集します!(公募)」をご覧ください。

第一回研究部会 ポスター発表を募集します!(公募)

今年度の全国公正研究推進会議では、研究倫理および研究公正をめぐる幅広いテーマについて検討する研究部会を設け、その中でポスターセッションによる発表を実施します。現場での取り組み、教育実践、制度設計、課題分析、啓発活動の工夫など、さまざまな視点からのご発表を歓迎します。
研究者、教育関係者、事務担当者、学生など、多様な立場からのご参加をお待ちしております。

■ 公募受付期間:2025年10月20日(月)~2026年1月15日(木)受付終了しました
■ 募集要項はこちらをご覧ください。
  ※11月19日付で「応募方法」欄の記載を変更し、査読審査を行う旨を追記しました(赤字箇所)
■ 応募フォーム:https://aprin.form.kintoneapp.com/public/postersession2025

後援機関

内閣府
日本学術会議
文部科学省
厚生労働省
農林水産省
環境省
国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)
国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)
独立行政法人日本学術振興会(JSPS)
国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構
独立行政法人環境再生保全機構
東京大学
京都大学
慶應義塾
早稲田大学
独立行政法人国立高等専門学校機構
一般社団法人国立大学協会
一般社団法人公立大学協会
日本私立大学協会
一般社団法人日本私立大学連盟
一般社団法人日本医学会連合
一般社団法人日本農学会
生物科学学会連合
公益社団法人日本工学アカデミー
公益社団法人日本工学会
公益社団法人日本薬学会
(他調整中)