【eAPRIN】新規教材配信開始のお知らせと新年度の連絡事項について

2020年4月2日付で、APRIN事務局より維持機関会員・賛助会員の窓口担当者の皆様へ、
以下のメールをお送りいたしましたのでご確認ください。


一般財団法人公正研究推進協会(APRIN)
維持機関会員・賛助会員 窓口担当者 各位

(※このメールはAPRIN維持機関会員・賛助会員の窓口担当者の皆様へお送りしています。
  成績管理者、教員・研究者・研究倫理教育担当者の皆様へ転送していただけますよう
  お願いいたします。

平素より大変お世話になっております。
APRINより会員の皆様へのお知らせをお送りいたします。

 

1.責任ある研究行為<一般病院勤務医用>(AMED支援「研究者皆学修プロジェクト」提供)
教材の配信開始について

このたび、APRIN eラーニングプログラム (eAPRIN) にAMED支援「研究者皆学修プロジェクト」
提供教材「責任ある研究行為<一般病院勤務医用>」7単元をリリースいたしましたのでお知らせいたします。

領域名:
責任ある研究行為<一般病院勤務医用>(AMED支援「研究者皆学修プロジェクト」提供)

単元名:
・医学研究者の責務<一般病院勤務医用>
・研究における不正行為<一般病院勤務医用>
・盗用と見なされる行為<一般病院勤務医用>
・オーサーシップ 著者となる資格と、伴う責任<一般病院勤務医用>
・ピア・レビュー<一般病院勤務医用>
・利益相反状態とは<一般病院勤務医用>
・メンタリング <一般病院勤務医用>

この教材は、一般病院勤務医向けの「責任ある研究行為」領域基礎教材として
AMED支援「研究者皆学修プロジェクト」(信州大学・大阪市立大学・京都府立医科大学)により
作成されたものです。
APRIN eラーニングプログラム(eAPRIN)へ登録されている方でしたらどなたでもご利用可能です。
※この教材について、メールの最後にご紹介を載せていますのでご参照ください。

 

2.2020年度のご請求書発送について

APRIN事務局では、現在新型コロナウイルス感染症予防対策のためサポートの電話受付時間を
10:30~15:30までに短縮しておりますが、業務は通常通り行っております。
2020年度会費のご請求書は、例年通り4月上旬に郵送でお送りいたしますので、届きましたら
お振込みのお手続きをよろしくお願いいたします。
支払期限は5月末日となりますが、新型コロナウイルス感染症予防対策等の諸事情で
期限に間に合わない場合は早めにご連絡をいただければと思います。

 

3.会員情報が変更となる場合の手続きについて

会員情報(ユニット名や担当者情報等)が変更となる場合は、
「会員申込み」(https://www.aprin.or.jp/contact/2020apply)ページの中のリンク「登録済の
維持機関会員/賛助会員情報
(機関情報、窓口担当者情報、ユニット情報)を変更する場合はこちら
より、修正する情報をご入力ください。
※変更時期に指定がある場合は「メッセージ」にご記入ください。

 

4.教材公開終了予定について

下記の領域の教材につきましては、利用数も少なく、今後改訂の予定もないため、
2020年6月末で公開終了を予定しております。(終了までの間は、通常通りの受講が可能です。)

 ・領域「米国被験者保護局(OHRP)」 6単元
 ・領域「国内IRBの米国OHRPへの登録手続き案内」 1単元

 

【項目1.の補足】

新規教材「責任ある研究行為<一般病院勤務医用>」について

人を対象とした研究、特に疾患に関する研究では、重要となるパラメーターに関して
患者間のばらつきが大きい場合が多く、それに伴いサンプルサイズを大きく設定する
必要があることから、大学病院を中心とした多施設共同研究が頻繁に行われます。
この際、データを持ち寄る参加施設のうち、プロトコールからの逸脱など最も質に問題のある
施設から届いたデータに研究成果の質が左右されることがあります。
研究倫理に関して言えば、多施設共同研究において一施設からのデータに信頼性を
欠くものがあれば、研究全体の信頼性が損なわれることになります。

そのような現状を踏まえ、研究者皆学修プロジェクトでは、研究倫理学修の機会を
十分に確保することの難しい一般病院勤務医などの研究者を対象に、研究不正(FFP)や
疑わしい行為(QRP)を避け、「医学の進歩に貢献する」という医学研究者としての基本的責任を
再認識しそのためのツールを確保して頂くことを目的として、研究倫理に関するeラーニング教材を
開発いたしました。以下に示す教材の特長をご覧頂き、是非、広くご利用いただけますと幸いです。

教材の特長:

・臨床系の学会では研究発表に際しての倫理指針を設けた上で倫理学修を義務付ける
 動きがあります。個人が複数の学会に所属することが一般的であることに鑑み、
 この教材が各学会共通の学修教材となることを目標としています。

・専門医資格条件のひとつに研究が挙げられている場合、これまで一部の機関では
 学修されていない内容を持つ共通の研究倫理学修教材として本教材が利用されることを
 目指しています。

・誌上発表や地方会を含む口頭発表に当たり、診療科長が管理下の先生方に「少なくとも
 これだけは勉強しておいて欲しい」とお考えになるような内容の教材となることを念頭におき、
 受講される方々の負担にならない範囲で効果的に学修できるよう、1単元の受講時間の目安を
 約15分として開発しています。

 

以上、どうぞよろしくお願いいたします。