【APRIN】eAPRIN 新規・改訂版教材のリリースと新年度の連絡事項について

2021年4月2日付で、APRIN事務局より維持機関会員・賛助会員の窓口担当者の皆様へ
以下のメールをお送りいたしましたのでご確認ください。


一般財団法人公正研究推進協会(APRIN) 維持機関会員・賛助会員

窓口担当者 各位

 

(※このメールはAPRIN維持機関会員・賛助会員の窓口担当者の皆様へお送りしています。

成績管理者、教員・研究者・研究倫理教育担当者の皆様へ転送していただけますよう

お願いいたします。

 

平素より大変お世話になっております。

APRINより会員の皆様へのお知らせをお送りいたします。

 

1.新規教材「技術者向けの倫理:事例集」の配信開始について

このたび、「APRIN eラーニングプログラム (eAPRIN) 事例集教材」として

高専、大学、大学院などで開設される技術者倫理科目での使用を意図して作成された教材

「技術者向けの倫理:事例集」下記9単元をリリースいたしましたのでお知らせいたします。

 

第1章 民衆のために働き、国内外で活躍した土木技術者の生きざまに学ぶ

第2章 津波から人々を守った偉人達

第3章 女川原子力発電所の津波対策から学ぶリスク想定

第4章 東京スカイツリー 安心・安全を裏打ちする技術と信念

第5章 日産自動車の東日本大震災への対応に学ぶ事業継続マネジメント

第6章 航空機の油圧全系統喪失事故から学ぶ想定外事象対応

第7章 利便と安全・利益と公益の対立 ~社会の潮流の中で~

第8章 技術とコミュニケーション

第9章 契約、その歴史と事例解説

 

この教材にはクイズの代わりにディスカッション課題があります。

通常のeAPRIN教材とは仕様が異なるため、作成コースへの組み込み

および修了証の発行はできません。「技術者向けの倫理(RCE)」と併せてご活用ください。

 

APRINのホームページ上にPDFでご案内を掲載しております。

教材の確認方法についても説明していますので、併せてご確認ください。

https://www.aprin.or.jp/wp/wp-content/uploads/2019/01/leaflet_RCE_CS.pdf

 

2.責任ある研究行為<一般病院勤務医用>II(AMED支援「研究者皆学修プロジェクト」提供)

教材の配信開始について

このたび、APRIN eラーニングプログラム (eAPRIN) に

AMED支援「研究者皆学修プロジェクト」提供教材「責任ある研究行為<一般病院勤務医用>II」

7単元をリリースいたしましたのでお知らせいたします。

 

領域名:

責任ある研究行為<一般病院勤務医用>II(AMED支援「研究者皆学修プロジェクト」提供)

 

単元名:

 ・人を対象とする医学系研究に関する倫理・法律と指針 I<一般病院勤務医用>

 ・人を対象とする医学系研究に関する倫理・法律と指針 II<一般病院勤務医用>

 ・人を対象としたゲノム・遺伝子解析研究<一般病院勤務医用>

 ・実験動物の扱い<一般病院勤務医用>

 ・正しい統計解析手法<一般病院勤務医用>

 ・高い再現性を目指す義務<一般病院勤務医用>

 ・研究安全対策<一般病院勤務医用>

 

この教材は、一般病院勤務医向けの「責任ある研究行為」領域基礎教材として

AMED支援「研究者皆学修プロジェクト」(信州大学・大阪市立大学・京都府立医科大学)

により作成されたものです。

※この教材について、メールの最後にご紹介を載せていますのでご参照ください。

 

上記1、2とも、APRIN eラーニングプログラム(eAPRIN)に

受講者アカウントが登録されている方でしたらどなたでもご利用可能です。

 

3.改訂版教材および新規英語版教材の配信開始について

既存のeAPRIN教材の改訂版リリースおよび新規英語版追加について、

APRINのホームページ上にPDFでご案内を掲載しておりますのでご確認ください。

https://www.aprin.or.jp/pdf/eAPRIN_info202103.pdf

(今回リリースされた改訂版教材の改訂内容概要と、新規で英語版が追加された教材

についてのお知らせが掲載されています)

 

4.単元名の一括変更完了について

一部の教材について、去る4月1日に単元名の一括変更が完了いたしました。

なお、修了証については受講当時の単元名のままになっており、自動更新はされておりません。

単元名の新旧対照表について、APRINのホームページ上にPDFでご案内を掲載して

おりますのでご確認ください。

https://www.aprin.or.jp/pdf/eAPRIN_info202101.pdf

 

なお、上記3、4とも、改訂前/単元名変更前の教材から点数は引き継がれております。

 

5.2021年度のご請求書発送について

2021年度会費のご請求書は、例年通り4月中旬に郵送でお送りいたしますので、

届きましたらお振込みのお手続きをよろしくお願いいたします。支払期限は5月末日となります。

 

6.会員情報が変更となる場合の手続きについて

会員情報(ユニット名や担当者情報等)が変更となる場合は、

「会員申込み」(https://www.aprin.or.jp/contact/2021apply) ページの中のリンク

登録済の維持機関会員/賛助会員情報(機関情報、窓口担当者情報、ユニット情報)を変更する場合はこちら

より、変更する情報をご入力ください。

※変更時期に指定がある場合は「メッセージ」にご記入ください。

※4月中旬に発送するご請求書は窓口担当者様宛にお送りします。

 ご変更がある場合は4月9日(金)までに変更の手続きをお願いいたします。

 

【項目2.の補足】

新規教材「責任ある研究行為<一般病院勤務医用>II」

(AMED支援「研究者皆学修プロジェクト」提供)について

 

人を対象とした研究、特に疾患に関する研究では、重要となるパラメーターに関して

患者間のばらつきが大きい場合が多く、それに伴いサンプルサイズを大きく設定する

必要があることから、大学病院を中心とした多施設共同研究が頻繁に行われます。

この際、データを持ち寄る参加施設のうち、プロトコールからの逸脱など最も質に問題のある

施設から届いたデータに研究成果の質が左右されることがあります。

研究倫理に関して言えば、多施設共同研究において一施設からのデータに信頼性を

欠くものがあれば、研究全体の信頼性が損なわれることになります。

 そのような現状を踏まえ、AMED「平成31年度研究公正高度化モデル開発支援事業」

の採択課題「医生命学系学会の学会員研究倫理素養の均てん化に向けた学修機会の提供

(通称:研究者皆学修プロジェクト、代表校:信州大学)」では、研究倫理学修の機会を

十分に確保することの難しい一般病院勤務医などの研究者を対象に、研究不正(FFP)や

疑わしい行為(QRP)を避け、「医学の進歩に貢献する」という医学研究者としての基本的責任を

再認識しそのためのツールを確保して頂くことを目的として、

研究倫理に関するeラーニング教材を開発いたしました。

以下に示す教材の特長をご覧頂き、是非、広くご利用いただけますと幸いです。

 

教材の特長:

・臨床系の学会では研究発表に際しての倫理指針を設けた上で倫理学修を義務付ける

 動きがあります。個人が複数の学会に所属することが一般的であることに鑑み、

 この教材が各学会共通の学修教材となることを目標としています。

・専門医資格条件のひとつに研究が挙げられている場合、これまで一部の機関では

 学修されていない内容を持つ共通の研究倫理学修教材として本教材が利用されることを

 目指しています。

・誌上発表や地方会を含む口頭発表に当たり、診療科長が管理下の先生方に「少なくとも

 これだけは勉強しておいて欲しい」とお考えになるような内容の教材となることを念頭におき、

 受講される方々の負担にならない範囲で効果的に学修できるよう、

 1単元の受講時間の目安を約15分として開発しています。

 

以上、どうぞよろしくお願いいたします。