【APRIN】認定研究公正アドバイザー制度に関するアンケート調査について(予告)および第11回JSTワークショップのお知らせ

一般財団法人公正研究推進協会(APRIN) 維持機関会員・賛助会員
窓口担当者 各位

(※このメールはAPRIN維持機関会員・賛助会員の窓口担当者の皆様へお送りしています。
成績管理者、教員・研究者・研究倫理教育担当者の皆様へ転送していただけますよう
お願いいたします。)

平素より大変お世話になっております。
APRINより会員の皆様へのお知らせをお送りいたします。

1.認定研究公正アドバイザー制度に関するアンケート調査について(予告)
APRINでは現在、研究者・研究機関を支援する活動の一環として、
「認定研究公正アドバイザー制度(仮称)」の設置を検討しています。
近日中に維持機関会員・賛助会員窓口ご担当者のみなさまへ
「認定研究公正アドバイザー制度に関するアンケート調査のお願い」を
メールにてお送りいたしますので、ご協力のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

2.2023年度ご請求書の送付について(再掲)
2022年度からの継続の会員様および3月末までにお申込みいただきました
新規の会員様につきましては、メールによるPDFダウンロード方式(一部の会員様は郵送)にて、
4月中旬(4/18頃)に2023年度のご請求書をお送りいたしました。
 メール件名:【ご請求書】2023年度 一般財団法人公正研究推進協会(APRIN) 会費等の納入について(依頼)
もしメール・郵送とも届いていない場合は、APRIN事務局までお知らせください。

3.「第11回JSTワークショップ」について
オンラインで開催される科学技術振興機構(JST)主催のセミナー
「第11回JSTワークショップ 公正な研究活動の推進―映像教材「盗用編」の研究倫理教育での利活用を考える―」
にて、APRINの札野理事が講師をいたします。

<内容紹介>
公正な研究活動を推進するため、どのような研究倫理教育を行うことが効果的でしょうか。
本ワークショップでは、2023年5月に公開した研究倫理教育映像教材「倫理の空白Ⅱ」盗用編*を通じて不正行為「盗用」への理解を深めていただくとともに、同映像教材の問題となる場面をあげていただき、研究倫理教育での利活用に向けたアイデアを検討いただきます。
本映像には、「人文・社会科学編」および「自然科学編」があり、各研究分野の特性や大学・研究機関等の状況も踏まえながら小グループにて意見交換いただくことで、より効果的な研究倫理教育、公正な研究活動の推進に役立てていただくことを目的として開催します。
既に研究倫理教育を担われている方をはじめ、これから映像教材を活用してみたいと思われている方のご参加も歓迎します。皆様のご参加をお待ちしております。

*JST研究倫理教育映像教材「倫理の空白Ⅱ」盗用編
 https://www.jst.go.jp/kousei_p/measuretutorial/mt_movie_gapinethics2.html

日 時 :2023年7月12日(水)13:15~16:00(12:00~映像教材上映)
開催形態: オンライン開催(Zoom)
対 象 :以下に該当する方
     ・大学・研究機関・研究室等で研究倫理教育・研修に関わる方
     ・グループワークに主体的に参加いただける方
     ・事前に映像教材「倫理の空白Ⅱ」盗用編(2種類)の視聴等をいただける方
講 師 :早稲田大学 札野順 教授 / 広島大学 野内玲 准教授
締 切 :2023年6月29日(木)  ※定員に達し次第、申込み受付を終了いたします。
定 員 :40名程度(参加費無料)
参加申込: JST研究公正ポータルサイトよりお申し込みください。
 https://www.jst.go.jp/kousei_p/eventreport/jst_ws.html

※本ワークショップについてのお問い合わせは下記へお願いいたします。
 科学技術振興機構(JST) 法務・コンプライアンス部 研究公正課
 メール: rcr-event[at]jst.go.jp  ([at]は@に変換してください)

◆JST研究倫理映像教材「倫理の空白Ⅱ 盗用編 人文・社会科学編/自然科学編」について
 昨年度の「倫理の空白 理工学研究室編」に続き、研究倫理映像教材の第2弾として、新たに「倫理の空白Ⅱ 盗用編」が制作されました。この映像教材は、人文・社会科学系と自然科学系それぞれの研究室を舞台にした2本のドラマで、盗用に至る過程が描かれています。
いずれのストーリーにおいても、他人のアイデアや文章を踏まえて論文を書く際の研究倫理の重要性や、自身が執筆する文章を大切にすることへの認識を深めるシーンを含めており、このドラマを通して疑似的な体験をすることで、研究者としてのあるべき姿を考え、倫理的判断力や態度を養うことができます。昨年度の舞台は、理工学系の研究室のみでしたが、今回は人文・社会科学系の研究室も舞台となっており、より幅広く活用いただけます。

<活用方法>
これまでのeラーニングやテキストの知識習得型教材とは異なる、ドラマ形式の双方向型教材により、倫理的問題に直面した具体的な場面を想定しながら議論ができます。ドラマの視聴とディスカッションを組み合わせたワークショップやグループワークで活用することが最も効果的であり、大学での講義や研究機関での講習など、さまざまなシーンで使用いただけます。

<ストーリー>
【人文・社会科学編】
主人公の大学生 優子は、学部生時代のレポートを作成する際、「コピー&ペーストは効率的に文章を書くためのツール」と考えていました。優子は、修士課程、博士課程に進み、さらに研究活動を続け、准教授になります。研究の実績を積み、順風満帆と思われた優子ですが、論文執筆における引用や参照をする際に、倫理的問題を含む行為をしてきたことが、ついに盗用疑惑につながります。

【自然科学編】
ある大学の3人の研究者が主人公です。3人は、たんぱく質に関する論文で、高評価を得た論文の共著者でした。この共著論文に盗用の疑惑が発生し、大学の不正調査委員会が開催され、3人には告発に関する通知が届きます。それぞれの道を歩み始めた3人は、1つの共著論文の執筆過程における当事者間の研究倫理の認識に対する違いなど、執筆当時の行動を振り返ります。

<公開サイト>
https://www.jst.go.jp/kousei_p/measuretutorial/mt_movie_gapinethics2.html

どうぞよろしくお願いいたします。